Webマーケティングにも使える「行動経済学」って?
こんにちは、こだまです。
もう木曜日なんですね。。一週間早すぎます。
この画像のPC完璧にM○cですよね。Airの13インチですよね。
真ん中にシールはってるのかな?
それともサンプル用のPCなのか。
どっちなんだろ
どっちでもいいか。
そんなこんなで僕もMa○使って今日仕事してたわけです。
一番驚いてるのは(正確に言うと驚かれてるのは)Excelを今まで使わなさすぎて、めっちゃ苦戦してることです。
一ヶ月後にはマスターしてみせる。(恥)
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さてさて今回は、「行動経済学」についての本を読んだので、その書評いきます!
1.行動経済学とは?
行動経済学は「経済」に重きを置いてそうですが、実際は「心理学」の影響を強くうけた、消費者(ユーザー)の経済行動における心の動きをわかりやすく教えるための学問です。
例えば、「2000」より「1980円」が安く感じる。
たった20円安くなっただけなのに、人はこれを「1000円代」だと思い込んでしまうそうです。不思議ですね。
同時に「イチキュッパ」という言葉のリズムなども、この意識に影響を与えているんだとか。
おもしろいですよね。
人間は本能的に「損失回避の傾向」にあって、基本的な意思決定や経済行動はここからくるそうです。
そういった上で、人の無意識的行動の裏側にあるものを言語化するこういう学問は読んでいてとても面白かったです。
2.Webマーケティングにも使える行動経済学
最近毎日180円のファミマのアイスラテ買って
してやられてる感満載な自分ですが
逆にこういった人の心理に根付いた行動を理解しておくと、
Webマーケティングの会社で働く自分にとっては、手段(知識)として使える部分が多いような気もします。
ですので、今回はこの本の中でも特にWebマーケティングに使えそうだと思った経済行動を5つ紹介します。
(1)赤文字効果
よくスーパーとかの特売品で見るあれ。
遠くから「目立つ」っていうのだけじゃなくて、商売における「赤字」を連想させて、「買ったらお得だ」と思わせる効果があるそうです。
赤色には、興奮して、行動を促進させる効果があるそうです。はい。
実際にAmazonとか楽天のショッピングモールも値段は全部赤で統一されてます。
(amazon)
(楽天)
ちなみにこれ、買いました。(Excelに対する危機感赤文字に煽られました。)
1日で即戦力になろ!!!
ともあれ、ここで言いたいのは、リアルのスーパーとかだけでなく、ECサイトなどWeb上でも赤文字効果が有効である証明だってことです。
(2)人は「竹」が好き
これは「松」「竹」「梅」の話ですね。
人は「損失回避の傾向」から、(食べ物を例に)
「松」を選ぶ→美味しくない→失敗する
「竹」を選ぶ→丁度いい→費用対効果最高→安心(成功)
「梅」を選ぶ→価格に見合わない→失敗する
てな感じになるそうです。
たしかに、マクドナルさんでもMサイズ頼みがちですよね。納得。
例えばECサイトでもこういった選択肢(サイズや価格)を設定することで、購買意欲を高めるはずです。
(3)フレーミング効果
簡単に言うと、「数字の見せ方」で人の判断が変わるというものです。
例えば、手術で90%成功するものを「100人中90人助かります」っていうのと「100人いtたら10人は死んでしまいます」ていう言い方では、相手に与える安心感は天と地の差だと思います。
Webサイトでの事例を出すとすれば、
SEO対策したら自社サイトへの流入が30人から150人に増えた場合、「120人増えました!」より、「5倍になりました!」の方が圧倒的に相手に当てる安心感は強くなるのかなと。
とか書きながら調べてみたらもっとわかりやすい事例があったので興味ある方はこっちいってください。泣
(4)アンカリング効果
これよく聞きますよね。
アンカリング効果は、人が何かを予測するとき、最初に見たモノや数字の影響を強く受け、そのあとの判断に影響を及ぼすというものです。
例えば、「プレイステーション」はこのアンカリングを利用して、長期的に戦略を立てて、値段を設定していました。(なんか大学のレポート風になってきた)
このときの開発責任者は技術進歩により、代替できるパーツが生まれることを前提にプレイステーションの値段を設定していたそうです。
その結果、1994年に発売された当初は4万〜5万だったプレステは、4年後の1998年には15000円まで下がったそうです。
自分はまだ5歳とかだから知らないけど当時の人からしたらやばい衝撃ですよね。
「またプレステやすくなったぞおいww」みたいな感じですよね。ちがうのかな
つまり、最初にどういったものを自社のランディング(着地)ページに来訪したユーザーに見せるかを戦略的に決めることで、売り上げUPのきっかけづくりができるのではないかと。
(5)誘導型アンケート
これはアンケートを取りやすいWebでは特に気になる行動ですね。
結論、アンケートでユーザーの声は拾えない。というものです。
なぜなら、人は自分が興味あること以外に熱心になれない性質なので、アンケートを真面目にやろうとしません。「社会的手抜き」って言うそうですこれ。
特に会社のトップはこういうもので得た「大勢の意見」に安心し、信頼してしまう傾向にあるのです。
なので、逆に、誘導する形で、左から回答してほしい順に、答えやすい情報を選択肢として置いておくと、回答者はそれを選びやすくなるため、結果を操作できるといえばできるでしょう。
つまり、商品購入後とかにアンケートをとる企業が多いですが、それはほとんど意味がないと言えるし、ユーザーはアンケートをもとにしたWeb上の情報は鵜呑みにしないほうがいいかもしれない。ということです。
企業は仮に、アンケートを取るとしたら、最初はとても簡単な質問にするなど、そのアンケートに取り組みやすい工夫をすることが大事と言えますね。
こんなのが参考になるかもです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際まだペーペーで知らないことだらけだけど、知らないなりにWebマーケティングと行動経済学の関係性を考えてみました。
しかし一方で、行動経済学も間違えているとき(反証)があるので、すべてが確実な学問とは言えなさそうですが
人間は本能的に「損失回避」の傾向にあるので、そういった意識から生まれた行動を常にとってるって考えるのはWebマーケティングだけじゃなくて、営業にでもなんでも活かせますね。
今回は自分の中で大事だと思ったのを抜粋しましたが
他にも、「人がギャンブルをやめられない理由」とかも書いてて面白いですよ。
興味あれば読んでみてくださーい
ではではこの辺で。
p.s.
ファミマのアイスラテ買ってこよ。
おわり
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