USJの業績をV字回復させた一人の偉人のお話。
おはようございます、こだまです。
先日のエントリ、すごい反応が良くて、多くの方から応援メッセージもいただきました。
ありがたすぎますね!これからも引き続き自分のできること、すべきこと、やりたいことのバランスを考えながら行動し続けたいと思います。
さて、今回は内定者の時の読書課題でもあった一冊の本の書評を書きたいと思います。
本著はUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のCMO(マーケティング最高責任者)である、著書(森岡毅)の「数学マーケティング力」を活用しUSJの業績をV字回復させたもの。
まず、やってきた業績を先に書くと
バックトゥーザライド
ハロウィンホラーナイト
世界一の光のツリー
子供の入場無料化
ユニバーサル・ワンダーランド
これら全てを、このCMOの森岡さんが立案したのです。
簡単な話しではないですし、規模感を想像するとどれだけのお金を生み出しているのだろうと思います。
良いアイデアを生み出すイノベーションフレームワーク
そもそもフレームワークとは
アイデアを考えるにあたって、最初にもっとも大切なこ
とは、何を必死に考えればいいかわかっていること。
良いアイデアを出すにあたってしなければいけないことは、
(1)良いアイデアとはどういう条件を満たすアイデアのことかを明確にする
(2)その条件を組み合わせて、良いアイデアを探すにあたっての着眼点をどこに定めて頭をフル回転させるべき
ただ闇雲に考えるのではなく、きちんと必要条件を洗い出し、焦点を絞った上で考えることが重要だということですね。
本著で述べられたフレームワーク
1.戦略的フレームワーク
目的(達成すべき命題は何か)
戦略(目的達成の為に経営資源を何に集中するか)
戦術(具体的にどのように実現させるか
この戦略と戦術って同じようで全然違うんですよね。
この辺は超基本的な話しでもあると思うのでしっかり実行していきたいです。
2.数学的フレームワーク
問題の本質を発見するのに役立つロジックそのもの。戦略的フレームワークじょ「目的」の設定段階に利用するものです。「MECE(漏れなくダブりなく)」という言葉はよく使いますが、それを数値化したようなものです。問題を定義する時に重なりがあったり、漏れがあったりしない「区分けした時に足して100になる問題」の発見の仕方です。
3.マーケティングフレームワーク
4Pや3Cなど、マーケティングにおける基本的なマーケティングのフレームワークです。本著では割愛されていますが、「人の頭の中に協力なブランドを構築していくための勝ちパターン」とあり、著者も多様するとのこと。
本著から学んだ3つのこと
①マーケティングをやる人間は、なんでも自分自身がやってみることを習慣とするべき
マーケティングをするものは、現場をわかっていなければいけないとよく言われています。これは自分のイメージですが、業界のトップにいる人は、営業もできるマーケティング担当者であると自分は思っています。
(例えばLINEの執行役員の田端さんやbasicの社長の秋山さん、ferret部長の飯高さんなどなど。)
②世の中からアイデアを探して盗んでくる「リアプライ」を真っ先にやることは、マーケティングをやる人間には絶対に必要
これは、マーケティング施策を行うことと「ゼロイチ」はまったく違うものだということ。
マーケティング施策のほとんどは、過去に見知ったアイデアの断片の組み合わせです。
リアプライ能力=情報収集力+応用力であると考えると、「誰かがやってるからやらない、できない」ではなく、「誰かがやってるあのアイデア活かせそう」と、常にアンテナを張り、思い立ったらすぐ行動に移すことが重要なので、日頃の情報収集から何ができるかを考えることが重要だなと。
③困った時は、答えは現場にある
当たり前のことですが、解決すべき問題は現場のユーザー側にあるんだということを常に考えなければいけないことを再認識できる内容でした。
まとめ
マーケティングの本質「だれの なにを どのように」が詰まった本であり、そのマーケティングが問題解決において欠かせない力強さを秘めていることも本著で改めて知ることができました。
それでは今日はこの辺で。
会社いってきます!
おわり