ちきりんの思考術
こんにちは、こだまです。
先日のブログでも一部だけ取り上げたのですが、
今回は全体を通してのちきりんの書評を書こうと思います。
- 「知識は過去」「思考は未来」という前提を理解する。
- 考える力を鍛えるためにはどうしたらいいのか(考える時間を見える化する)
- 考える時に有効な具体的な手法
1. 「知識は過去」「思考は未来」という前提を理解する。
知識は思考の邪魔をする。常にゼロから考えることと、物事には必ず二面性があることを理解して考えることが重要だとちきりんは述べてます。
自分の知識や経験則が溜まるほど、革新的なアイデアを受け入れられなくなる人が多いそうです。本当に思考力がある人は、自分の専門分野でさえも、新しい現象が出てきて、新しい情報に触れたときにすぐに変容を受け入れて、考えることができる人だそうです。
2.考える力を鍛えるためにはどうしたらいいのか
ちきりんは、考える時間を「見える化」することと述べています。
情報収集→分析(加工&グラフ化)→思考→結論の伝達
1日に働いた時間のうち、これらの時間をそれぞれ何時間使ったのかを計算し、それを意識することで、考える力は大幅の伸びると本著では述べられています。
会社の同期も、「前日にトイレで何を考えるか考えている」みたいなこと言ってて、「マジか」とは思いましたが、そう言うことなんでしょうね。
簡単なように見えて、意外と難しい。
3.考える時に使う具体的な4つの手法
(1)データを見たときに使う「なぜ?」と「だからなんなの?」
ただ、データを見たときに、ここの数字が伸びてるなー!だから〇〇だ!
と単純に決めて考えるつもりなのではなく、「なぜ」その数字が伸びているのかそれはどんな問題や影響を及ぼすのか、つまり「だからなんなの?」を考える必要があるということです。
自分もGoogleアナリティクスを見ることがあるのですが、確かに(余計なことを考えず)この2つだけでシンプルに考えれば良い結論が導けそうだなと思いました。
上司がグループに投げる報告も、すごくわかりやすいのですが、それはこれらの「なぜ?」と「だからなんなの?」が明確になっているからなんだろうなと思います。
つまり、ディレクターやアナリストには特に欠かせない要素なのかなと。
(2)考えモレを出さない工夫
今風にいうとロジックツリーでしょうか。
ちきりんはこういうのも全部噛み砕いているのが本当にすごい。笑わかりやすさの理由は全部これだと思います。
例えば文中で使っている事例「生活保護費総額を減らす方法」において、
まず生活保護受給者を減らすためには、「受給者数」を減らすのと、「一人当たりの支給額を減らす」という枝葉に分かれます。その次も受給者数を減らすにはどうすれば...etcと枝葉ごとに深掘りしていき、あらゆる可能性を導くことができます。
リーダーの持つ条件も要素分解できます。
(3)縦と横の比較
何かを比較にするときに重要なのは、縦(過去から現在の数値の変化)と横(競合や他国の同じ時間軸での数値の変化)で比較するととても綺麗にまとまりますし、なんかやる気が出ます。笑是非みなさまもやってみてください。
まとめ
ちきりんさんはどうしてこうもわかりやすく説明してくれるんでしょうね。
実際に実践しやすく、やってみると楽しくなります。こんなにやる気にさせるぐらいわかりやすく解説できるって正直すごすぎます。
このブログ自分で見直してこれからの仕事にいかします。笑
それでは今日はこの辺で
おわり