ブラジルに「助産婦」を持ち込んだ一人のドイツ人女性のお話。
おはようございます。こだまです。
日曜に大学つながりの方からの紹介で、アーツ千代田に行ってきました。
今回は、「TURN」というブラジルと日本をつなげるプロジェクトを手がける、アーティストでもあり、東京芸術大学教授の日比野克彦さんと、東海大学教授をされているゲストの小貫大輔さんとのブラジルでの体験を通したクロストークの中で気になったお話を書きます。
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「ブラジルは作りかけの国。」
そんな切り口から小貫さんのお話は始まりました。
ゲストの小貫さんは5年ほどブラジルのスラムでボランティアをされていたそうです。
その中で、小貫さんが出会った一人のドイツ人の女性がいました。
彼女はドイツで「助産婦」の資格を持っており、ブラジルでも、その仕事を全うしていました。
しかし、一つ問題がありました。
それは、ブラジルが「助産婦」という職業を認めていないということ。
ドイツ人助産婦の彼女は、
看護師協会に咎められました。
しかし、この後、マスコミでこの活動が流れ、議論を生み、その結果ブラジルに「助産婦」という職業が生まれました。
ドイツ人の彼女は2001年に亡くなってしまったのですが、生涯を通して残したその功績は絶大ではないでしょうか。
助産婦は女性のお産だけでなく、子供の未来や女性の心を継続的にサポートする役割を持っています。この役割がどれだけ大事であるかは、「助産婦がまだ浸透しきっていないブラジルが帝王切開率1位」という事実が語っていると思います。
そう、だから
なにがすごいって世の中(ブラジル)がダメだと言っていても、自分が正しいと思うことをやり通す力だと思います。
「周りがこう言ってるから」とかで何か正しいことをやめちゃうのは本当にもったいないことだなって思うんです。
自分も「正しいこと」に対してはどこまでも全力でありたいと思えた日曜でした。
なんかいつもと違う感じのブログになってしまいましたが
今日はこの辺で!
おわり